不倫相手の奥さんからLINEやメールがきた!無視したらどうなる?

  • 最終更新日: 2024.07.5

既婚者の彼となんとなくズルズルと不倫関係を続けていたら、ある日突然、相手の奥さんからLINEやメールが来た!と焦っている状況ではないでしょうか?

「相手の奥さんからのLINEやメールを無視しても大丈夫?」
「できれば無視したいけど、無視したらどうなるの?」
「返信するとしたら、どのように返信したらいいの?」
と考えることと思います。

突然のことで、焦りと不安でいっぱいかと思いますが、まずは冷静になりましょう。
焦ってすぐに返信することはせずに、まずはこの記事で紹介している、相手の奥さんからのLINEやメールに返信するかどうかの判断目安や無視した場合のリスク、返信する場合の注意点について、しっかりと確認しましょう。

そのうえで、自らの状況と生じうるリスクを考慮し、適切な判断をしていただければと思います。

相手の奥さんからLINEやメールがきたら無視してもいい?

相手の奥さんからLINEやメールがきたら、返信すべきかどうかは一概には言えません

なぜなら、以下のような相手の奥さんが把握している情報や意向によって、無視した場合に発生しうるリスクが異なるからです。

  • あなたと不倫相手の交際についてどの程度知っているのか
  • どのくらいの証拠を持っているのか
  • あなたの氏名や住所を特定しているのか
  • 本格的に慰謝料請求を検討しているのか

例えば、「最近、夫の行動が怪しい…。もしかしたら不倫しているのでは?とりあえずLINEにある女性の連絡先が怪しいから送ってみよう!」といったように、なんとなくの疑いだけであなたに連絡をしてきていることも考えられます。

この場合には、あなたがLINEを無視したとしても、そのまま何事もなく連絡が途絶えることもあり得るでしょう。あなたが不倫を認めるような返信をしたことによって、かえって、相手の奥さんに確信を抱かせてしまうことにもなりかねません。

相手の奥さんが、あなたに対して慰謝料請求するためには、不倫の証拠あなたの氏名や住所の特定が必要になります。

したがって、相手の奥さんがこれら2つをどの程度掴んでいるのかと、3章で紹介しているLINEやメールを無視するリスクを考慮して、返信すべきかどうか判断する必要があるでしょう。

相手の奥さんからのLINEやメールに返信すべきかどうかの判断目安

相手の奥さんからのLINEやメールに返信すべきかどうかの判断目安として、あなたの氏名や住所が特定されているか本格的に慰謝料請求を検討しているかの2つが挙げられます。

相手の奥さんから連絡がきた状況やLINEやメールの内容によって、これら2つを確認していきましょう。

相手の奥さんからのLINEやメールに返信すべきかどうか判断するうえで確認すべき点として、次の5つが挙げられます。

  • 連絡がきたのはLINEなのかメールなのか
  • 誰のアカウントからLINEがきたのか
  • どのメールアドレスにメールが届いたのか
  • 彼があなたの電話番号・住所や勤務先を知っているかどうか
  • 奥さんがあなたに何を要求しているか

以下、詳しく見ていきましょう。

連絡がきたのはLINEなのかメールなのか

1つ目は、連絡がきたのはLINEなのかメールなのかという点です。

連絡がきたのがLINEの場合、そもそもあなたのフルネームを把握していない可能性があります。

プロフィール名に漢字フルネームで名前を登録している場合には、あなたの氏名は特定されていることになります。

LINEのプロフィール名のみでは、氏名や住所は特定できません。

したがって、連絡がきたのがLINEの場合には、あなたの氏名や住所が特定されている可能性が低いことが考えられるでしょう。

誰のアカウントからLINEがきたのか

2つ目は、誰のアカウントからLINEがきたのかという点です。

相手の奥さんのアカウントからLINEがきた場合は、あなたのプロフィール名しか特定されていない可能性が高いでしょう。

しかし、彼のアカウントからLINEがきた場合は、彼のスマホが奪われている可能性が考えられます。

この場合、彼のスマホにあなたの氏名や住所が特定できる情報があるかもしれません。

例えば、あなたの電話番号やメールアドレス、職場の情報といったものが挙げられます。

あなたと彼のやり取りを記録されれば、それが不倫の証拠となり、本格的に慰謝料請求を検討する可能性も考えられます。特に、肉体関係を示すようなやり取りがある場合には、慰謝料請求の際に有力な証拠となり得ます。

したがって、彼のアカウントからLINEがきた場合には、あなたの氏名や住所が特定されている可能性が高いこと、不倫の証拠を掴まれて本格的な慰謝料請求を検討する可能性が高いことが考えられるでしょう。

どのメールアドレスにメールが届いたのか

3つ目は、どのメールアドレスにメールが届いたのかという点です。

キャリアメールに連絡がきた場合、メールアドレスから氏名や住所の特定をされる可能性があります

相手の奥さんが弁護士に慰謝料請求を依頼した場合、依頼を受けた弁護士が、弁護士法23条の2に基づく弁護士照会制度を利用して、携帯電話会社に照会することで、利用者の氏名や住所の情報を取得できる場合があるからです。

ただし、この制度で情報を取得できるのはキャリアメールに限られ、Gmail等では情報を取得できません。

したがって、メールアドレスを知られている場合には、あなたが奥さんからのメールを無視しても、後に奥さんが弁護士に慰謝料請求を依頼すれば、あなたの氏名や住所を特定する可能性が高いことが考えられます。

彼があなたの電話番号・住所や勤務先を知っているかどうか

4つ目は、彼があなたの電話番号・住所や勤務先を知っているかどうかという点です。

彼があなたの電話番号・住所や勤務先を知っている場合には、奥さんに迫られて白状している可能性が考えられるでしょう。

したがって、彼があなたの電話番号・住所や勤務先を知っている場合には、奥さんにあなたの氏名や住所が特定されている可能性が高いことが考えられます。

奥さんがあなたに何を要求しているか

5つ目は、奥さんがあなたに何を要求しているかという点です。

「今後、夫とは一切会わないでください。連絡も一切しないでください。」といったように、奥さんが、あなたに別れることだけを要求してくる場合もあるでしょう。

この場合には、連絡を無視することで状況を悪化させるよりかは、素直に謝罪をし、別れる旨の返信をした方が早期解決に繋がる場合があるでしょう。

しかし、あなたが謝罪をしたことで、奥さんからしたら「不倫を認めた!」とも捉えられるでしょう。

最初は、別れることだけを要求していた場合でも、あなたの返信によっては、慰謝料請求に発展する可能性もあります。

LINEやメールを無視するリスクを許容できるか

奥さんからのLINEやメールを、できれば無視したいと考えている方も多いかと思います。

奥さんからのLINEやメールは絶対に無視してはダメ!とは言い切れません。

なぜなら、あなたが返信することで、かえって状況が悪化する場合も考えられるからです。

しかし、LINEやメールを無視することにはリスクを伴います。

したがって、次のようなリスクを許容できるかどうかもひとつの判断材料になるでしょう。

執拗に連絡が来たり要求がエスカレートしたりする可能性がある

執拗に連絡が来たり要求がエスカレートしたりする可能性があります。

あなたが連絡を無視したことで、相手の奥さんの怒りが募り、執拗に連絡をしてくる可能性があります。

毎日、何通もの連絡がくることになったら、あなたの精神的負担も大きくなるでしょう。

要求がエスカレートしてくる可能性もあるでしょう。

最初は、「別れてほしい。」という要求だったものが、次第に、「慰謝料を払え。」といった要求にエスカレートしてくる可能性もあります。

交渉や裁判で無視したことが不利になる可能性がある

交渉や裁判で無視したことが不利になる可能性があります。

相手の奥さんが、弁護士に依頼して、本格的に交渉や裁判で慰謝料請求してくることも考えられます。

この場合、あなたがLINEやメールを無視したことが、反省していない・謝罪する意志がないと捉えられ、あなたに不利に働く可能性があるでしょう。

相手の奥さんからのLINEやメールに返信する場合の注意点

相手の奥さんからのLINEやメールに返信する場合の注意点は、次の3つです。

  • 不倫の事実を安易に認めない
  • 不倫慰謝料を支払う約束をしない
  • あなたの個人情報を漏らさない

以下、詳しく見ていきましょう。

不倫の事実を安易に認めない

不倫の事実を安易に認めないようにしましょう

相手の奥さんは不倫の証拠を全く持っていない可能性も考えられます。
彼は、奥さんに対して、不倫に関して完全に白を切っている可能性も考えられます。

あなたが不倫の事実を認めるような返信をすると、本来回避できたであろう慰謝料の支払い義務を負うことにもなりかねません。
交際期間や交際内容等、不倫の詳細を話すこともやめましょう。

したがって、相手の主張する事実関係や証拠を確認する前に、不倫の事実を安易に認めることは避けましょう。

不倫慰謝料を支払う約束をしない

不倫慰謝料を支払う約束をしないようにしましょう

不倫慰謝料を支払う約束をしたということは、不倫を認めたと捉えられてしまいます。

具体的な慰謝料額を記載して返信してしまうと、交渉の場でも、その額を前提に話し合いが進められてしまう場合があります。

ですから、不倫慰謝料を支払う約束はしないようにしましょう。

あなたの個人情報を漏らさない

あなたの個人情報を漏らさないようにしましょう

あなたの個人情報を掴んだことで、本格的に慰謝料請求してくる可能性があります。
あなた住所や職場の情報を与えたことで、相手の奥さんが押しかけてくるといったケースも少なくありません。

ですから、あなたの個人情報を漏らさないようにしましょう。

まとめ

不倫相手の奥さんから、突然LINEやメールが来たら、動揺してしまいますよね。

ここまで読んでくださった方には、お分かりいただけたかと思いますが、LINEやメールに返信すべきかどうかは一概には言えません。
ですから、LINEやメールの内容や無視した場合のリスクを踏まえて、今後の対応を検討していただければと思います。

相手の奥さんが、本格的に慰謝料請求を検討しているといったLINEやメールが来ており、自分で判断するには難しいといった場合には、一度弁護士に相談することをおすすめします。弁護士としてお手伝いできることがあるかもしれません。

ネクスパート法律事務所では、不貞問題に強い弁護士が在籍しています。仕事が忙しくて相談に行けない人や遠方にお住まいの方のためにオンライン法律相談サービスも実施しています。初回の相談は30分無料ですので、ぜひ一度ご相談ください。

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