弁護士をお探しの方の中には、口コミサイトやポータルサイトでの評価が低いと、それだけでネガティブな印象を持ったり、口コミが少ないと選択肢から外したりした経験があるのではないでしょうか?
しかし、口コミは匿名性が高いため、そこに書かれていることが必ずしも正しいとは限りません。離婚・男女問題には必ず相手方がいますので、慰謝料を請求された相手方が低評価のレビューを書き込むこともあります。
実際に弁護士に依頼をした方が、自身のプライバシーにも関わる口コミを不特定多数の人がみる口コミサイト等に投稿することは珍しく、他のサービス業と比べて口コミの母数が少ないのも事実です。
そのため、口コミだけで判断せず、法律相談を受けて実際に弁護士と面談して選ぶことが重要です。
口コミだけで評価できない?慰謝料請求に強い弁護士の見分け方
ここでは、慰謝料請求を依頼する弁護士を探す上でのチェックポイントを紹介します。
慰謝料請求の知識・実績が豊富
弁護士が取り扱う法律の分野は多岐に亘るため、すべての弁護士が離婚問題に精通しているわけではありません。
慰謝料請求を依頼するときには、離婚や男女問題に関する解決実績が豊富で、慰謝料請求のノウハウや折衝力の高い弁護士を選びましょう。
弁護士が実際に携わった解決事例を調べるには、各法律事務所のウェブサイトに掲載されている解決事例を見るのが最も簡単な方法です。ただし、ウェブサイトに掲載されている解決事例は、事務所が持つ実績のごく一部に過ぎません。
そのため、弁護士の経験や実績について詳しく知りたい方には、無料相談を活用することをおすすめします。相談を通じて、弁護士との相性やコミュニケーションの取りやすさも確認できますので、まずは気軽に相談してみましょう。
実情に見合った慰謝料額を算定してくれる
一般に離婚慰謝料の相場は50~300万円と言われていますが、離婚慰謝料の金額としていくらが妥当なのか法律には明確な基準がありません。裁判所では、不貞や暴力などの有責行為の程度、それによって受けた精神的苦痛の度合いのほか、婚姻期間、夫婦の資産・収入、子の有無・数など様々な要因を考慮して慰謝料額を算定します。
そのため、相手にいくら請求できるかは、過去の裁判例の傾向を把握して、ご自身の事案がどのケースに近いのかを判断して算定する必要があります。
実績のある弁護士なら、相談時におおよその目安を教えてくれるでしょう。
慰謝料請求に精通した弁護士であれば、過去の裁判例の傾向から、実情に即した現実的な慰謝料額を導き出せます。豊富な知識・経験に基づく強い交渉力と適正額での請求によって、交渉段階で早期に解決できる可能性も高まり、裁判に進むよりも費用を抑えられます。
相談時におおよその見込額さえ示してくれない弁護士は、経験が浅い可能性があるため避けるのが無難です。
慰謝料以外の離婚給付についても詳しく説明してくれる
離婚の際に夫婦間でやり取りされる金銭には、慰謝料のほかに財産分与や子の養育費があります。離婚が決まるまでの別居中に生活費が支払われていなければ、生活費を支払う義務のある相手方に対し生活費(婚姻費用)を請求できます。
離婚に伴う金銭のやりとりを考える際には、慰謝料だけにとらわれず、他の離婚条件も含めて総合的に考えなければなりません。例えば、養育費は、離婚時の子どもの年齢によっては十数年ほどの長期間にわたり支払いが継続することもあります。慰謝料の支払いを一括で受けられても、相手方の経済的な負担が大きいと、離婚後の養育費の支払いが滞る可能性があります。
そのため、金銭の支払いを受ける側としては、支払う側の負担も考えて、全体の給付額をできるだけ多くして、かつ、確実に受領できる方法を考えることが大切です。
離婚問題の解決実績が豊富な弁護士であれば、慰謝料にこだわりすぎて全体として損をする結果に至らないよう、慰謝料以外の離婚給付についても詳しく説明してくれて、バランスのよい離婚条件を提案してくれるでしょう。
東京で慰謝料請求に強い弁護士をお探しの方に向けた無料相談窓口
ここでは、慰謝料請求に強い弁護士をお探しの方に向けて、東京の法律事務所を7つご紹介します。初回無料相談を利用して、気軽に相談してみてはいかがでしょうか?
ネクスパート法律事務所
基本情報
当事務所の特徴
ネクスパート法律事務所の特徴は、以下のとおりです。
- 平日21時までの相談に対応
- 男性・女性弁護士の選択が可能
- 離婚後の経済的な生活を見据えた現実的な解決策を提案
- 弁護士費用のクレジットカード決済・分割払いが可能
- 全国10箇所に拠点あり|最寄りの事務所に相談可能
- 他士業・専門家との提携によるワンストップサービスを提供
※なお、本サイトはネクスパート法律事務所が監修をしています。
渋谷第一法律事務所
基本情報

-1024x589.jpg)
おすすめポイント
渋谷第一法律事務所をおすすめする理由は、以下のとおりです。
- 代表弁護士が直接対応
- 専門用語を多用しない分かりやすい説明
- LINEでの相談予約が可能
- 明確な料金体系
グラディアトル法律事務所
基本情報

-1024x463.jpg)
おすすめポイント
グラディアトル法律事務所をおすすめする理由は、以下のとおりです。
- 男女問題をめぐる慰謝料請求に注力している
- 経営者の離婚事案のノウハウが豊富
- 電話での相談が可能
- 東京と大阪に拠点がある
- 専門用語を多用しない分かりやすい説明
弁護士法人東京スタートアップ法律事務所
基本情報

-1024x923.jpg)
おすすめポイント
弁護士法人東京スタートアップ法律事務所をおすすめする理由は、以下のとおりです。
- 3,000件以上の男女問題に関する相談実績がある
- 全国12箇所に拠点あり|最寄りの事務所に相談可能
- 専門用語を多用しない分かりやすい説明
- 明確な料金体系
アイシア法律事務所
基本情報

-1024x674.jpg)
おすすめポイント
アイシア法律事務所をおすすめする理由は、以下のとおりです。
- 代表弁護士が国内有数の法律事務所で実績を積んでいる
- テレビ、ラジオ出演実績がある
- 専門用語を多用しない分かりやすい説明
- 明確な料金体系
弁護士法人鈴木総合法律事務所
基本情報

-1024x593.jpg)
おすすめポイント
弁護士法人鈴木総合法律事務所をおすすめする理由は、以下のとおりです。
- 迅速な対応、随時の報告が受けられる
- 専門用語を多用しない分かりやすい説明
- 相談受付は24時間対応
- 明確な料金体系
弁護士法人若井綜合法律事務所
基本情報

-1024x891.jpg)
おすすめポイント
弁護士法人若井綜合法律事務所をおすすめする理由は、以下のとおりです。
- 年間2000件以上の男女問題・男女トラブルの相談実績がある
- 出会い系・パパ活トラブルに関しても実績が豊富
- 専門用語を多用しない分かりやすい説明
- 相談受付は24時間対応
- 明確な料金体系
慰謝料請求に強い弁護士に依頼しても費用倒れにならない?
ここでは、離婚および慰謝料の請求を依頼した場合の弁護士費用の相場と費用倒れを避ける方法を解説します。
慰謝料請求の弁護士費用相場
離婚および慰謝料の請求を依頼した場合の弁護士費用の相場は、以下のとおりです。
協議離婚の場合
費目 | 相場(目安) |
---|---|
法律相談料 | 30分5,000~1万円程度 |
着手金 | 離婚請求につき、20~50万円程度 慰謝料請求につき、0~20万円程度 |
報酬金 | 離婚成立につき、20万円~50万円程度 獲得した慰謝料額の10~20%程度 |
日当 | 1日あたり3~5万円程度 |
実費 | 事件処理に要した実費相当額 |
※慰謝料以外にも、財産分与・養育費・親権・婚姻費用等が問題となる事案では、別途弁護士費用が発生します。
調停離婚の場合
費目 | 相場(目安) |
---|---|
法律相談料 | 30分5,000~1万円程度 |
着手金 | 離婚請求につき、30~50万円程度 慰謝料請求につき、0~20万円程度 |
報酬金 | 離婚成立につき、30万円~50万円程度 獲得した慰謝料額の10~20%程度 |
日当 | 1日あたり3~5万円程度 |
実費 | 事件処理に要した実費相当額 |
※慰謝料以外にも、財産分与・養育費・親権・婚姻費用等が問題となる事案では、別途弁護士費用が発生します。
裁判離婚の場合
費目 | 相場(目安) |
---|---|
法律相談料 | 30分5,000~1万円程度 |
着手金 | 離婚請求につき、40~60万円程度 慰謝料請求につき、10~30万円程度 |
報酬金 | 離婚成立につき、40万円~60万円程度 獲得した慰謝料額の10~20%程度 |
日当 | 1日あたり3~5万円程度 |
実費 | 事件処理に要した実費相当額 |
※慰謝料以外にも、財産分与・養育費・親権・婚姻費用等が問題となる事案では、別途弁護士費用が発生します。
費用倒れを避けるためには無料相談で見積もりを
弁護士費用の料金体系は弁護士ごとに異なります。
ご自身のケースでどの程度の弁護士費用がかかるのか気になる場合には、無料相談を活用して、複数の法律事務所で見積もりを取ることをおすすめします。
弁護士費用をかけてもそれを上回る金額を獲得できることが見込まれれば、弁護士への依頼を積極的に検討してみると良いでしょう。
【この記事の監修者】
弁護士 寺垣 俊介(ネクスパート法律事務所)