弁護士 上間 貞史(沖縄弁護士会所属) – 採用情報

所属弁護士へのインタビュー

弁護士 上間 貞史(沖縄弁護士会所属)

弁護士のご紹介

弁護士 上間 貞史
那覇オフィス所長弁護士

経歴:
沖縄県沖縄市生まれ
琉球大学法文学部 卒業
神戸学院大学法科大学院 修了
最高裁判所司法研修所 修了
大阪府内法律事務所勤務を経て入所

所属:
沖縄弁護士会

趣味・日課:釣り、運動、読書

弁護士を志した理由

私が大学生の時に、祖父が遺言書を書くことになり、相続問題に直面しました。私はまだ弁護士になろうと思っておらず、普通の企業に就職するだろうなと漠然と思っていました。しかし、独学で相続の法律について勉強し、祖父にアドバイスをしました。今思うと、かなり見当違いな知識を祖父に伝えてしまったかもしれません。でも、この出来事がきっかけで、法律に興味を持ち、法曹界を目指すことに決めました。

司法試験に合格してからも、裁判官や検察官には最初から興味はなく、弁護士一択と決めていました。祖父のように悩んでいる人に直に接して、一緒に悩みを直接解決することにやりがいを感じたからです。

私は沖縄の琉球大学の法文学部出身で、沖縄にもロースクール(法科大学院)はあったのですが、内地を出て見聞や視野を広げるために、神戸大学のロースクールへ入学しました。法律の勉強は生半可ではなかったです。厳しさも織り込み済で臨む覚悟をしていましたので、何とか頑張れました。

最初は大阪の相続専門の事務所に入所しました。私のきっかけが相続問題でしたから、やはりそれを最初に集中して経験を積みたかったからです。将来的には、相続以外の分野も解決できる街弁(マチベン。街の弁護士。地域の全ての争いを解決する密着型の弁護士の総称)になりたかったので、今いるネクスパート法律事務所に参画しました。

当事務所での業務内容

最初の事務所で相続案件はたくさん扱いました。ネクスパート法律事務所では交通事故、債務整理、刑事、離婚など幅広く取り扱っていますので、相続以外にも多様な案件の経験を積むことができました。

その中で最も印象に残っている案件が2つあります。

1つ目は私の得意分野でもある相続の話をさせてください。非常に複雑な相続案件がありました。依頼者のお父様がお亡くなりになりました。お母様も他界されています。依頼者様のお兄様もこの世にはいません。その方にとっては甥にあたる「亡き兄の子」と依頼者様の2人が相続人となり、争いました。お兄様には借金があり、逆に、依頼者には不動産がありました。「寄与分」も「特別受益」もありました。――この辺でストップしておきましょう。それくらい入り組んでいてハードルがいっぱい詰まっている相続案件だったのです。

内容がとても複雑であったため、相続人のお二人も何がどうなっているのかわからない状態でした。これを1つ1つ丁寧に紐解き、きちんと検討していきました。多大な労力と時間がかかりましたが、とても大切なことです。私は積極的に提案をし、こちら側の要求は何度も何度も根気よく相手方に交渉しました。その結果、こちら側の細かな要求がほぼ通り、依頼者様に有利な条件で相続することができました。我々の戦略は最大の争点であった不動産の評価を有利に進めることでしたが、それがしっかり達成することができました。

2つ目は離婚案件です。奥様の側で弁護を担当しました。旦那様は不貞をしているようなのだが、証拠が薄いということが懸念点でした。旦那様はすぐに離婚をしたがっていたので、このまま調停しても、慰謝料がきちんと取れない可能性の方が高かったのです。ですので最初の争点は「慰謝料がちゃんと取れない代わりに、どうやってそれを補う利益を取るか?」ということでした。この戦略の内容はここでは言えませんが、うまく遂行することができました。

この案件は訴訟に発展したのですが、証拠不十分の中、私による反対尋問により、相手方である夫に不貞の事実を認めさせる自白をさせることもできました。結果として、和解ののち、「慰謝料+婚姻費」を得ることができたのです。もちろん、裁判終了後は、依頼者様も離婚を了承し、すぐに離婚成立となりました。ここまでうまく行くことは少ないですが、戦略的に実行し、結果を依頼者様にとても喜んでいただけたことが印象に残っており、達成感のある仕事でした。

やりがいを感じる時は、解決のあかつきに「先生に頼んでよかったです」と言われることですね。昔よりも弁護士の人数が増えている世の中で、自分を選んでいただき、満足して頂けるというのは本当にモチベーションが上がります。また、最初に見立てた方針と戦略により勝った時も、お客様は喜んでくれるので、私も嬉しいです。最初の方針というのはベストな結果に向かう戦略です。それが達成できたということは、最もお客様が望んだ結果です。あまり最初に方針を打ち立てず、なりゆきで都度対応する弁護士先生もいるかもしれません。特に相続と離婚はそれが多いように思います。でも、私は最初にベストな方針と戦略を決めて、それを達成するために努力するスタンスを取っています。お客様からは、おかげさまで、「信じてよかった」、「言う通りにしてよかった」などというありがたい言葉を頂き、感謝の限りです。

趣味・日課

沖縄出身なので「釣り」ですね。海釣りを中学生ぐらいからやっています。陸から海に向かって釣竿を投げ入れる磯釣りです。クロダイなどを釣っています。幼い頃から魚を捌いていたので、その場で調理して食べますよ。

健康のためにジムにも通っています。学生時代は陸上と野球をやっていました。陸上は100mや200mなどの短距離走をやっていました。野球はピッチャーか外野をやっていました。いずれも高校生までずっとやっていましたね。余談ですが、沖縄の夏は暑いので、昼間は練習をしません。朝と夕方に練習をしていました。

メジャーな推理小説も好きで、東野圭吾などを読んだりもしています。

弁護士としての心がけ

相談に来られる方の利益を最大限にして差し上げることです。そのためには、案件の有利な点だけでなく、不利な点についても弁護士が適切にヒアリングして、事前に理解しておくことが重要です。それを踏まえてどう戦うかという戦略を練りたいですから。弱いところをどうカバーするのか、どう強化するのか、それが戦うためのポイントのひとつです。そのためには「言ってもらえる信頼関係」を作らなければなりません。私は「あなたのためにこれだけ戦います!」という気概を見せることにしています。具体的な見通しを見せて、「このくらいの見返りが得られます」「ここは勝てる見込みが高い」「ここは反論が出るかもしれません。もし反論が出たらこういう切り返しをしましょう。」などと伝えていきます。すると、「ここまで私の事情を理解している弁護士なんだ」と思っていただけます。そこまで必ず到達できるよう、全ての案件に誠実に取り組んでいます。

自分の弁護士としての強みは、「話を聞くのが好き」という性格にあると思います。気が付けば相手の話を聞いてしまっていて、時間がかなり経っていることもしばしばです。人の話を聞くのが昔から好きのですね。人の生い立ちや歴史を知ることはとても興味深く、経験を聞かせてもらうことが自分の人生を生きるのにも役に立ちます。小説が好きなのもそれが理由かもしれません。弁護士として必要な情報が会話からたくさん引き出せるので、この性格が役に立っています。もちろん話を聞く中で、疑問に思ったことは質問させてもらうようにしています。

今後の方向性

今後も幅広い案件を経験していきたいと思っています。他の案件での経験が、また別の案件で役に立つことは頻繁にありますから。特に、相続と離婚はさらに掘り下げて自己研鑽していきたいと思っています。この2つの分野は、弁護士によって大きな差が出る分野と言われています。何度も繰り返している通り、事情が込み入るので、お客様に応じたオーダーメイドの方針と戦略で臨まなければなりません。形式的にも進められるかもしれませんが、それでは最大限の利益を引き出すことが難しいのです。相続と離婚はケースバイケース。どのようなケースにも対応できる戦略の引き出しをたくさん作り、1つ1つの戦略自体も掘り下げる。そのように自己を高めていきたいです。

一般論は相談者様・依頼者様には響きません。今日、インターネットで法律の一般論はいくらでも調べることができます。わかりやすいサイトもあります。お客様は一般的な法律の知識は持っていると考えてもいいのかもしれません。そこから弁護士が、何ができるかというと、お客様のご事情に合わせた法律のカスタマイズです。それこそが弁護士の存在意義ではないでしょうか。私はそう思います。

他に力を入れていきたい案件は相続案件です。団塊の世代が終活を向かえる時代に入るので、増えていくと予想されますし、遺言書も生前に書くこともかなり一般化してきているので、お役に立てると思っています。また神戸は交通事故が多いので、事務所が力を上げて積極的に取り組んでいます。