弁護士 柴﨑 悠介(第一東京弁護士会所属) – 採用情報

所属弁護士へのインタビュー

弁護士 柴﨑 悠介(第一東京弁護士会所属)

弁護士のご紹介

弁護士 柴﨑 悠介
東京オフィス所長弁護士

経歴:
東京都台東区生まれ
東海大学付属浦安高等学校卒業
東海大学電子情報学部情報メディア学科卒業
早稲田大学法科大学院卒業

所属:
業務改革委員会第7部会(遺言センター)
   同   第5部会(中小企業)
倒産法研究部会
データ・ゲット株式会社代表取締役

趣味・休日の過ごし方:子どもと一緒に遊ぶこと

当事務所に入所した理由

初めに勤めた法律事務所では、特許や都市の再開発など、専門性の高い分野を扱いました。
その後、幅広い業務を取り扱ってみたいと考えて、次のステップを踏み出すことにしました。そして出合ったのが、ネクスパート法律事務所です。

決め手になったのは、代表の佐藤と寺垣とも年齢が近く親近感が湧いたこと、事務所としての将来性を強く感じたことですね。当時はまだ代表と私の3人だけでしたが、今では東京(本店)のほかに立川、横浜、神戸、大宮、西船橋と支店が増え、弁護士も20人ほどいます。事務所の成長を間近で見てきた私も、今では東京オフィスの所長を任さることになりました。とても光栄なことです。

当事務所での業務内容

相続、離婚などの家事問題、残業代請求などの労働問題、刑事事件に加え、最近では破産問題や交通事故などを中心に扱っています。以前在籍していた事務所と比べると、担当するジャンルやテーマはかなり増えましたね。

もちろん、今挙げたようなジャンルだけではありません。それ以外にも、日々いろんな問題を担当しています。インターネット上の誹謗中傷に関する発信者情報の開示や労災関係、それに前の事務所でやっていた都市の再開発案件などです。

東京オフィスの所長に任命されたおかげで、仕事の幅を広げることができています。まず、いろんな案件に携わりやすくなりました。私がメインの担当ではない場合でも、それぞれの案件の進捗状況をなるべく把握するようにしています。おのずと他の弁護士と話し合ったり、相談したりする機会が増えるわけです。そうすることで自分自身も勉強できますし、私の経験を彼らにもフィードバックできる。東京オフィスは事務員を含めて7人ほどのチームで動いています。みんなで力を合わせて結果を出せたときは、シンプルにうれしいですし、チームとしての士気もぐんと高まります。

経営と現場。両方の視点を得られるメリットもあります。弁護士は職業柄、強い主張や信念をもっている人が多く、場合によっては意見がぶつかるようなこともあります。経営と現場の間に入り、双方の意見を聞きながら方向性をまとめ、成果を出す。そのプロセスは大変ですが、大きなやりがいでもあります。単に現場の事件を処理する弁護士とは違う、経営側の視点も踏まえたキャリアを積ませてもらっている。そんな感覚があります。

弁護士としての心がけ・理想の弁護士像

どんなに些細な相談にも、じっくり耳を傾けられることですね。私たちは電話でも対面でも無料相談を行ってますが、事務員ではなく、電話相談の段階から弁護士が直接対応させていただくことも多いです。

人は誰しも、大なり小なり困りごとや悩みを抱えています。どんな人も、潜在的な依頼者なんですよ。実際、最初の電話相談では依頼につながらなくても、次に何かあったときに「そういえばあのとき、◯◯先生が話を聞いてくれたな。また聞いてみよう」とか、時を経て「以前相談したあの件が、今こう動いてしまって…」と、どこかのタイミングで依頼に発展するケースは少なくありません。

色眼鏡で見ず、「これはダメだ」とすぐに見切らず、相談者のSOSの中身を掘っていく。そうすると、心の奥のほうから水が湧き出てくることがあるわけです。事件化する前の段階から熱心にヒアリングすることは、事務所として強く意識していることです。

一方で、現場を担う1人の弁護士としては、依頼者に「納得してもらう」ことを心がけています。慰謝料も離婚も相続の問題も、単純にお金だけの話ではないのです。本人の気持ちの部分も大きいです。どれもいきなり争いが生まれるわけではありません。小さなボタンのかけ違いから、少しずつ大きな問題に発展してしまうわけです。じゃあ、その根本原因は何なのか。今見えているものだけでなく、根っこの部分を意識しながら、経過を丹念に1つずつ整理していく作業が大切です。

例えば、婚約破棄で慰謝料を請求され、交渉がまとまらずに訴訟に発展した場合を考えてみましょう。これは、私が過去に担当した案件です。最終的に司法の判断を仰ぐまで、丸2年かかりました。その間ずっと依頼者に寄り添いながら、少しでも有利になることはないか、裁判でどう話せば思いが伝わるか。話を聞きながら、一緒に考えました。結局、慰謝料そのものは支払うことになったのですが、依頼者には「自分の主張や考えを伝えることができた。納得して終えられたのはよかった」などと言っていただけました。

仮に法的責任を免れることができなくても、心にモヤモヤを抱えながら過ごすのと、本人の心の中で納得したうえで責任を負うのとでは、心境がまったく違うと思うのです。その依頼者が次の人生のステップを気持ちよく踏み出すうえでも、「納得してもらう」ことは大事なことなのです。

今後の方向性

弁護士を目指した当初は専門分野を持ちたいと思ってたんですが、今になって強く感じるのは、土台を強固にすることの重要性です。

ピカソが形を崩したような独特なタッチで絵を描けるのは、デッサンの基礎があるからこそ、より自分の特徴を出せるそうです。少なくとも今後数年は、いろんな案件に携わりながら、どんな案件でも「これならこういう流れで進んでいくな」「着地点はこのあたりだな」と、瞬時に見通しが立てられるような力を身につけたいですね。そのうえで、そのときどきの時風やニーズも踏まえながら、専門分野のスキルを伸ばしていきたいと思ってます。

今後深掘っていく専門分野の具体的なイメージは2つあります。まずは、中小零細企業の労働問題です。私自身、会社経営にも携わっています。同じような中小零細企業の経営者と話をする機会も多いのですが、皆さんはいろんな問題や悩みを抱えておられます。大企業には顧問弁護士が入ってますが、中小零細はそうではありません。近年は労働問題だけでなく、高齢化が進む中で事業承継の問題も注目されています。私自身が経営側に立っている当事者だからこそ、見えるものがあると思うのです。実体験も活かしながら、役に立ちたい思いが強いです。

あとは、不動産の再開発案件です。以前の事務所で勉強させてもらったジャンルですが、都心やその周辺地域では、これからも再開発が進んでいくことでしょう。この分野も伸ばしていきたいです。

今、社会や世間で何が問題になっているのか。どんなことに困っているのか。常にアンテナを張りながら、弁護士として役に立てることを探し続けていきます。

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