「浮気・不倫の慰謝料を請求されたけど、高すぎる気がする・・・。」
「浮気・不倫の慰謝料の減額交渉をしたいけど、自分のケースではいくらが妥当か分からない。」
このようなお悩みを抱えている方には、弁護士相談をおすすめします。
浮気・不倫の慰謝料を請求されたときに相場を知ることの重要性
ここでは、浮気・不倫の慰謝料を請求されたときに相場を知ることの重要性を解説します。
相手方が相場以上の慰謝料を請求している可能性がある
浮気・不倫の慰謝料は、浮気・不倫をされたことにより夫婦関係が破綻した(あるいは破綻の危機に瀕した)ことによる精神的苦痛を金額で評価したものです。
浮気・不倫の慰謝料について、計算方法や基準を定めた法律はありませんが、過去の裁判例の集積によって形成された相場を参考にすることで、一応の相場を把握できます。
相手方が弁護士をつけずに慰謝料を請求する場合、感情に任せて相場より高額の慰謝料が提示されることがあります。弁護士がついている場合でも、減額交渉を見据えて高めの金額を提示することもあります。
相手方の請求金額を鵜呑みにすると、相場以上の慰謝料を支払うなど損をする可能性があります。不貞慰謝料を請求されたら、過去の類似判例を調査して妥当な金額かどうか判断することが重要です。
相場からかけ離れた金額を提示すると相手方の反感を買う可能性がある
相手方から請求された慰謝料の額が過去の類似判例からみて明らかに高額である場合、減額交渉の余地があると言えます。
しかし、相場を調べずに低すぎる金額を提示したり、減額されて当然という態度で交渉に挑んだりすると、相手方の反感を買い、交渉が決裂するおそれがあります。
交渉においては、ご自身の言い分を訴えることも重要ですが、相手方の立場や感情を考慮し、妥協点を探ることも必要です。そのためには、相手方の精神的苦痛を慰謝するための金額の相場を正しく理解することが大切です。
浮気・不倫の慰謝料はいくらが妥当?ケース別の相場を紹介
ここでは、ご自身のケースでは慰謝料がいくらくらいになりそうか、その目安を判断するために過去の裁判例を紹介します。実際は、担当する裁判官や弁護士の考え方によって、金額に幅が生じることがあるので、あくまでも一つの参考としてご覧ください。
不貞発覚後も10年以上関係を継続したケース
原告の夫の教え子である被告が、原告の夫と不貞関係に及び、発覚後も10年以上関係を継続した事案で、裁判所は、以下の事情を考慮して、慰謝料300万円の支払いを命じました。
- 婚姻期間は14年間
- 被告が原告に精神的打撃を与えるメールを送信し、婚姻関係を意図的に破壊しようとした
- 不貞行為開始後、被告が妊娠して流産した
- 原告は調停離婚時に元夫から248万円の慰謝料支払いの約束を取り付けた
- 原告と元夫には子がいなかった
不貞行為を知った原告が精神的不調、体調不良に陥ったケース
不貞期間が2年間、頻度も月2~3回と頻繁な態様で、被告女性が原告の夫と関係を断つと言いながら不貞を継続させたケースでは、以下の事情を総合的に考慮して、200万円の慰謝料額が認められました。
- 被告女性が原告の子らに接近するなど家庭の平穏を破壊しかねない行動をとった
- 不貞を知った原告が精神的不調、体調不良により就労ができない状態に陥った
肉体関係がないのに慰謝料請求が認められたケース
原告が、夫の勤務先の同僚である被告女性を訴えた事案では、肉体関係にはないものの、1年半近くの間、社会通念上許容される限度を超えた行為があったことを認め、被告女性に対し、慰謝料50万円の支払いを命じました。
この裁判では、以下のような事情が考慮されました。
- 原告の夫と被告女性がキスをしたり、抱き合ったりしていた
- 被告女性が、原告の夫が服の上から体を触ることを許していた
- 被告女性は配偶者(原告)がいることを知りながら交際していた
浮気・不倫の慰謝料の相場について弁護士に相談するメリット
ここでは、請求された不貞慰謝料の相場が妥当な金額であるかどうかを弁護士に相談するメリットを解説します。
ご自身のケースに近い過去の裁判例を探すことで、おおまかな慰謝料額を把握できます。
しかし、まったく同じケースは存在せず、裁判をせずに交渉段階で解決するケースも多く存在するため、類似判例の金額が必ず適用されるわけではありません。
不貞慰謝料には明確な算定基準があるわけではなく、以下のような様々な要素を総合的に考慮して算定されます。
- 婚姻から不貞行為までの期間の長さ
- 不貞期間の長さ
- 不貞行為開始時、夫婦関係がどの程度破綻していたか
- 不貞行為により婚姻関係がどの程度破壊されたのか
- 未成熟子がいるか
- 慰謝料を請求する側・される側の資産や収入
ご自身の状況ではどの程度の慰謝料を支払う必要があるのか、正確な見込額が知りたいのであれば、弁護士に相談してみましょう。
弁護士であれば、個々の状況を踏まえた妥当な慰謝料額を算出してくれます。
インターネットを利用して慰謝料の相場を知るのも有効な手段の一つですが、実際に不倫慰謝料を請求され、金額に悩んでいる方は、弁護士に相談してみることを強くおすすめします。
浮気慰謝料の相場がいくらか知りたい方に向けた相談先一覧【東京・無料相談あり】
ここでは、ご自身のケースでの浮気慰謝料はいくらが妥当かを知りたい方に向けた相談先として、慰謝料問題に精通した弁護士が在籍する東京の法律事務所を7つ紹介します。
初回無料相談を実施している事務所も複数ありますので、お気軽にお問合せください。
ネクスパート法律事務所
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当事務所の特徴
ネクスパート法律事務所の特徴は、以下のとおりです。
- 男女問題をめぐる慰謝料請求・減額交渉に注力している
- 平日21時までの相談に対応
- 男性・女性弁護士の選択が可能
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※なお、本サイトはネクスパート法律事務所が監修をしており、ネクスパート法律事務所の広告に該当します。
渋谷第一法律事務所
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おすすめポイント
渋谷第一法律事務所をおすすめする理由は、以下のとおりです。
- 代表弁護士が直接対応
- 専門用語を多用しない分かりやすい説明
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- 明確な料金体系
グラディアトル法律事務所
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グラディアトル法律事務所をおすすめする理由は、以下のとおりです。
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- 東京と大阪に拠点がある
- 専門用語を多用しない分かりやすい説明
弁護士法人東京スタートアップ法律事務所
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弁護士法人東京スタートアップ法律事務所をおすすめする理由は、以下のとおりです。
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アイシア法律事務所
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アイシア法律事務所をおすすめする理由は、以下のとおりです。
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弁護士法人鈴木総合法律事務所
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弁護士法人鈴木総合法律事務所をおすすめする理由は、以下のとおりです。
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弁護士法人若井綜合法律事務所
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弁護士法人若井綜合法律事務所をおすすめする理由は、以下のとおりです。
- 年間2000件以上の男女問題・男女トラブルの相談実績がある
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- 相談受付は24時間対応
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【この記事の監修者】
弁護士 寺垣 俊介(ネクスパート法律事務所)