性格の不一致・モラハラ|離婚慰謝料を相談できる法律事務所7つ

離婚に伴う慰謝料とは、離婚によって被る精神的苦痛による損害の賠償です。

離婚の原因となった個別的有責行為により生じた精神的苦痛に対する損害の賠償(離婚原因慰謝料)と、離婚により妻または夫の地位を失うことから生じた精神的苦痛に対する損害の賠償(離婚自体慰謝料)の双方を含みます。

この記事では、離婚慰謝料が認められる典型例や相場、離婚慰謝料について相談できる立川近郊の法律事務所を紹介します。

目次

性格の不一致やモラハラを理由に離婚慰謝料は請求できる?

離婚原因が性格の不一致やモラハラの場合、離婚慰謝料は認められるのでしょうか?

性格の不一致は離婚慰謝料が認められにくい

離婚原因として最も多いと言われている性格の不一致価値観の相違は、不法行為(民法709条)として成立するに値する有責性が認められにくいと考えられています。

夫婦関係が壊れた責任が相手だけにあるとは言えないからです。

したがって、性格の不一致という理由だけでは、基本的には離婚慰謝料は認められません。

ただし、相手方にDVや不貞行為など夫婦関係を壊すほどの不法行為があり、それが性格の不一致を発端とするものであれば、慰謝料が認められる場合もあります。

ご自身での判断が難しい場合は、弁護士への相談をおすすめします。

モラハラは慰謝料請求が認められる可能性がある

配偶者からの精神的な暴力・虐待があり、それにより離婚に至ったと認められる場合には、慰謝料を請求できる可能性があります。

しかし、モラハラは、身体的な暴力のように怪我などの被害が表面化しないことが多いため、加害行為の立証が困難なケースも存在します。相手が加害行為を認めないことも多く、最終的に裁判にまでもつれこんでしまう可能性もあります。

そのため、慰謝料を勝ち取るためには、同居時から以下のようなモラハラの証拠を集めて準備しておくことが肝心です。

  • モラハラを受けているときの音声や映像の記録
  • 加害者からのLINE・メールなど
  • モラハラの内容を記載した日記やメモ
  • 親族や友人などの第三者の証言
  • モラハラによってうつ病やPTSDなどの精神疾患を発症した場合は医師の診断書等

モラハラを理由に離婚を考えている方、モラハラによる慰謝料請求をご検討の方は、弁護士への相談をおすすめします。あらかじめ、ご事情に応じた証拠収集の方法や注意点のアドバイスを受けていれば、離婚や慰謝料請求の手続きを有利かつスムーズに進められる可能性が高まります。

離婚慰謝料が認められる典型例と慰謝料の相場

離婚慰謝料が認められる典型例と慰謝料の相場を紹介します。

離婚慰謝料が認められる典型例

不法行為に基づく損害賠償として慰謝料が認められる有責行為の典型例は、以下のとおりです。

  • 不貞行為
  • 暴力、犯罪、悪意の遺棄
  • 婚姻生活の維持への不協力
  • 性交渉拒否、性的不能

離婚慰謝料の額を算定する際の考慮要素

慰謝料の金額は、婚姻から離婚に至るまで様々な事情を総合的に斟酌して決められます。

具体的な考慮要素は、以下のとおりです。

算定要素詳細
有責行為の程度・割合・態様暴力、異常な性格等の破綻原因、不貞、不貞行為の相手方の関与の程度など
背信性信義誠実性、詐欺・横領、無断離婚届出、調停等における対応など
精神的苦痛の程度うつ病、PDSD等の発症の有無、自殺未遂、ノイローゼ、流産の有無など
婚姻ないし婚姻破綻に至る経緯初婚か再婚か、婚姻期間・同居期間・別居期間、再婚の可能性、非嫡出子の出生・認知の有無など
婚姻生活の実情献身度、生活費の不払い、婚姻中の贈与の有無、婚姻中の協力度、当事者の生活状態、妊娠中絶等の有無など
当事者の年齢、社会的地位、支払能力、親族関係学歴・職業、収入・資産・負債の有無など
子の有無子の有無、子の数や年齢、親権・監護権の帰属、非嫡出子の出生・認知の有無など
離婚後の生活状況財産分与の額、養育費の額、離婚後の扶養の要否、自活能力、療養看護の必要性、親族の支払協力の有無など
その他離婚を急ぐ事情など

離婚慰謝料の相場

離婚慰謝料の相場は、50万円~300万円です。

離婚慰謝料が認められるか、認められるとしてどれくらいの金額が認められるのかは、事案により大きく異なるため、弁護士への相談をおすすめします。

離婚慰謝料について相談できる立川近郊の法律事務所7つ

ここでは、離婚慰謝料について相談できる立川近郊の法律事務所を7つ紹介します。初回無料法律相談を実施している事務所もあるので、慰謝料請求の可否等を気軽に相談してみると良いでしょう。

ネクスパート法律事務所【立川オフィス】

基本情報

当事務所の特徴

ネクスパート法律事務所の特徴は、以下のとおりです。

  • 平日21時までの相談に対応
  • 男性・女性弁護士の選択が可能
  • 離婚後の経済的な生活を見据えた現実的な解決策を提案
  • 弁護士費用のクレジットカード決済・分割払いが可能
  • 全国10箇所に拠点あり|最寄りの事務所に相談可能
  • 他士業・専門家との提携によるワンストップサービスを提供

※なお、本サイトはネクスパート法律事務所が監修をしています

渋谷第一法律事務所

基本情報

おすすめポイント

渋谷第一法律事務所をおすすめする理由は、以下のとおりです。

  • 代表弁護士が直接対応
  • 専門用語を多用しない分かりやすい説明
  • LINEでの相談予約が可能
  • 明確な料金体系

グラディアトル法律事務所

基本情報

おすすめポイント

グラディアトル法律事務所をおすすめする理由は、以下のとおりです。

  • 男女問題をめぐる慰謝料請求に注力している
  • 経営者の離婚事案のノウハウが豊富
  • 電話での相談が可能
  • 東京と大阪に拠点がある
  • 専門用語を多用しない分かりやすい説明

弁護士法人東京スタートアップ法律事務所【新宿支店】

基本情報

おすすめポイント

弁護士法人東京スタートアップ法律事務所をおすすめする理由は、以下のとおりです。

  • 3,000件以上の男女問題に関する相談実績がある
  • 全国12箇所に拠点あり|最寄りの事務所に相談可能
  • 専門用語を多用しない分かりやすい説明
  • 明確な料金体系

アイシア法律事務所

基本情報

おすすめポイント

アイシア法律事務所をおすすめする理由は、以下のとおりです。

  • 代表弁護士が国内有数の法律事務所で実績を積んでいる
  • テレビ、ラジオ出演実績がある
  • 専門用語を多用しない分かりやすい説明
  • 明確な料金体系

弁護士法人鈴木総合法律事務所

基本情報

おすすめポイント

弁護士法人鈴木総合法律事務所をおすすめする理由は、以下のとおりです。

  • 迅速な対応、随時の報告が受けられる
  • 専門用語を多用しない分かりやすい説明
  • 相談受付は24時間対応
  • 明確な料金体系

弁護士法人若井綜合法律事務所【池袋オフィス】

基本情報

おすすめポイント

弁護士法人若井綜合法律事務所をおすすめする理由は、以下のとおりです。

  • 年間2000件以上の男女問題・男女トラブルの相談実績がある
  • 出会い系・パパ活トラブルに関しても実績が豊富
  • 専門用語を多用しない分かりやすい説明
  • 相談受付は24時間対応
  • 明確な料金体系

離婚慰謝料についてのお悩みや不明点は弁護士にご相談ください

離婚慰謝料は、以下の事情を総合的に考慮して決定する必要があるため、当事者だけで適正な金額を判断するのは難しいでしょう。

  • 離婚原因
  • 精神的苦痛や有責性の程度
  • 有責配偶者の経済状況(支払能力)  
  • 婚姻期間や婚姻生活の状況

無理に当事者間で話し合いを進めると、感情的な対立が激化し、その他の離婚条件を決める場面にも影響が出るおそれがあります。

当事者間での解決が望めないときは、弁護士に依頼することを検討してみてください。

離婚慰謝料に精通した弁護士に相談すれば、過去の裁判例から慰謝料の適正額を把握できます。

弁護士は、相手との交渉や調停・裁判手続きを代理できるので、ご依頼者様の精神的な負担や、離婚問題に費やす時間を軽減できます。

離婚慰謝料を請求したい方、または請求された方は、無料相談をご活用いただき、弁護士にお気軽にご相談ください。

【この記事の監修者】

弁護士 寺垣 俊介(ネクスパート法律事務所)

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