不貞関係によって婚姻関係が破綻し、強い精神的苦痛を受けたものと認めて慰謝料200万円を認めた事例

不二夫が、愛之助に対し、愛之助が不二子と不貞関係にあったとして、不法行為に基づく損害賠償を求めた事案である。

愛之助らは、TDRに行くという趣味を有することをきっかけに知り合った。
愛之助は、不二子から一方的に好意を寄せられ、不二子と交際したことも肉体関係を持ったこともないと主張したが、裏付けとなるような証拠はないし、不二子が愛之助と肉体関係を持っていなかったにもかかわらず、証人尋問において、あえて、肉体関係を持った旨の虚偽の証言をするまでの動機を有するとはうかがわれないため、愛之助は不二子と交際し、肉体関係を持っていたものと認められ、愛之助らの不貞関係により、不二夫らの婚姻関係が破綻し、不二夫らが強い精神的苦痛を受けたものと認められ、その慰謝料は200万円、弁護士費用20万円の220万円が相当とされた。

当事者の情報

不貞期間約5ヶ月
請求額550万円
認容額220万円
子供人数2人(9歳、6歳)
婚姻関係破綻の有無破綻していた

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